ご ま め の 書 斎
 
  この書斎には、書籍読後感、随想、投稿、雑文を折にふれて掲載します。Chucowのごまめの歯軋り書斎です。

拝啓 小沢一郎様 2003.5.5 小沢一郎HP(http://ozawa-ichiro.jp/)および自由党HP(http://www.jiyuto.or.jp/)の掲示板への投稿・掲載文。
  去る4月16日、国連人権委員会に対しEUが提出し、日本、米国も共同提案国になった「北朝鮮非難決議」が採択されました。ところが、賛成28カ国の一方、10カ国が反対、14カ国が棄権しています。
反対は中国、ロシア、ベトナム、マレーシア等、棄権はインド、パキスタン、タイ等。韓国は退席。
  イラク戦争において、国連は大国の利害が対立した場合、安全保障面で機能不全に陥る限界を露呈しました。
  今回、わが国国民の安全に大きくかかわる対北朝鮮決議が採択されはしたものの、反対した国を見ると、理事会の場では機能不全に陥る可能性を否定できないと思います。
  さて、小沢党首はイラク戦争においても、国連決議のない戦争は反対、武力行使にあたっては国連の軍事行動として実施されなければならないと主張されていたと存じます。国連決議は、行動に正当性を与え、一方で歯止めにもなるという点ではそのとおりでしょう。
  しかし、国連が機能不全に陥った場合、国の安全が保てるのか、不作為によりさらに大きな危機を招かないか、という疑問があります。
  本来「国の安全・命運は国家として決め、国連を含め、他国に全てを預けるべきではない」と考えますが、如何でしょうか。小沢党首の国家観・憲法に対する考え方等賛同する点が多いのですが、国連との関係はかねてから”らしくない”と感じており、投稿する次第です。
10.17「拉致」が「有事」の戸を開けた
2003.5.17 小沢一郎HP(http://ozawa-ichiro.jp/)および自由党HP(http://www.jiyuto.or.jp/)の掲示板への投稿文。
有事関連三法案が与党、民主・自由両党の賛成により、15日衆院本会議で可決されました。永年の懸案であったこの法案が9割を超える議員の圧倒的多数の賛成を得て可決されたのは、執行部の努力を多としますが、北朝鮮による「拉致」と「核保有」により、国民の意識が覚醒された所為でしょう。
現法案ならびに審議の議論では、正常な国の安全保障確保に向け、その一歩を踏み出した段階と評価します。その理由は
1.正常な独立国では「国民は国政参加の権利を持ち、国の防衛の義務を負う」と考えます。国民保護法制をめぐる議論は「有事ではなく平時」、「義務ではなく協力」を、それぞれ想定しているように思えます。先の大戦における沖縄県民の悲惨を思うに、有事では生き残ることが全てです。正常な国家像の確立を目指す堂々の理念と議論を期待します。
2.今回の事態は国民意識・世論の変化が主要マスコミ・識者を動かし、またそれが世論を喚起するという循環に入りつつあると見ます。しかし、15日付のA社社説を見れば、何時もの前段賛成、後段反対、まだ本音が透けて見えます。憲法改正を含む、正常な国家の確立には主要マスコミの論調を劇的に変える国民運動が不可欠と考えます。

何故、自由党、小沢一郎HPの掲示板に投稿するのかを記しておきます。
理由は単純で、Chucowは自由党支持ではありませんが、他の政党のHPには掲示板が無いからです。
自民党  http://www.jimin.jp/
公明党  http://www.komei.or.jp/
保守新党  http://www.hoshushintoh.com/
民主党  http://www.dpj.or.jp/
社民党  http://www5.sdp.or.jp/
共産党  http://www.jcp.or.jp/
につき調べましたが、メールアドレスは開示し意見は聞く形はありますが、掲示板はありません。

また新聞は自社の所論に沿わない投書は先ず取り上げません。A紙は特にそうです。手っ取り早く意見を表明できる場として、掲示板を選んだ次第。掲示板も色々あって、若者に有名な2チャンネルhttp://www.2ch.net/2ch.htmlとなると抵抗感があり、手を出す気にはなりません。
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